
DTI WiMAXは、プロバイダとして有名なDTI(ディーティーアイ)が手掛ける、WiMAXの接続サービスです。メディアへの露出は控えめなものの、シンプルな構成で分かりやすいキャンペーンも開催されています。
このページでは、他社と比較して分かった、DTI WiMAXと契約するうえで欠かせないポイントをご紹介します。
DTI WiMAXとはプロバイダ?
90年代スタートの総合ISP
株式会社ドリーム・トレイン・インターネットが運営する個人向けのインターネット接続サービスプロバイダ(ISP)です。WiMAXだけでなく、格安SIMや光回線の接続サービスも行っています。
サービスの開始は1996年と20年以上前になるため、一度は使ったことがあるという方も多いことでしょう。そういう私も光回線のプロバイダとして利用したことがあります。
取り扱うルーターの種類は多い
DTI WiMAXでは最新のルーターを取り扱っています。
これは非常に重要です。というのも、WiMAX2+対応ルーターのモデルチェンジのサイクルは、半年から1年となっているため、契約時に最新のルーターを選ばないと、2世代前のルーターを使うことになってしまうからです。
DTI Club Offの会員優待あり
DTIでWiMAX2+を契約し、DTI Club Offの会員になると、国内外の各種サービスの優待を受けることができます。たとえば、国内ホテルの宿泊料金が安くなったり、ファミレスで割引が利きます。
じつは、この手の優待を実施しているプロバイダは多くありません。一定以上の会員数がいないと成り立たないためでしょう。大手であるDTIだからこそできるサービスですね。
このようなプロバイダの付加価値を高めるサービスは、So-net WiMAXでも提供されていますので、比べてみてもよいかもしれませんね。
DTI WiMAX のキャンペーンとは?
キャッシュバックキャンペーン
DTI WiMAXのキャンペーンは、プロバイダでひとつとシンプルな構成です。
- キャッシュバック
- 月額料金の割引
- ルーター代無料
の3つが主な特典ですね。
他社でも用意されていることの多い構成ですが、DTI WiMAXの場合は、キャッシュバックの金額に特化しています。
次の表はDTI WiMAXのキャンペーンをUQWiMAXと比較したものです。
DTI WiMAX(ギガ放題) | UQWiMAXの例 | |
---|---|---|
WiFiルーター | 0円 | 無料 |
月額(3ヶ月目迄) | 3,500円 | 3,696円~ |
月額(4ヶ月以降) | 4,300円~ | 4,380円~ |
キャッシュバック | 29,000円 | 3,000円 |
キャンペーン期間 | 2019年4月30日 | - |
おすすめ度 |
高額キャッシュバックで実質月額が大幅にダウン!
キャッシュバックの金額に注目してみてください。これだけの金額があれば、実質月額は1,000円以上安くなります。つまり、3,000円以下でネット環境が手に入るわけです。
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安心サポート(機器補償)が2ヶ月無料
DTI WiMAXには、端末の修理・交換を無償で行う、安心サポート(機器補償)というオプションがあります。このオプションは月額300円ですが、キャンペーンにより2ヶ月間無料になります。
必要以上に補償を付けると、月額料金がかさんでしまうため、オプションの付けすぎはよくありません。しかし、持ち歩くことが多いモバイルWiFiルーターに限っては、補償オプションも有用でしょう。
なお、DTI WiMAXには水没にも対応する安心サポートワイドも用意してあります。
他社との比較でわかるDTI WiMAXで失敗しない方法とは?
申し込み月から料金が発生することに注意
DTI WiMAXは、初月から月額料金が発生します。大幅に割引されてるものの、初月無料のプロバイダと比べると、最大で1ヶ月分、3,500円の差がでます。
キャッシュバックほどインパクトがないため、月額料金の無料期間は、見落としがちですが、無料期間の存在意義は思っている以上に大きいです。
たとえば、nifty WiMAXでは、3ヶ月間の無料期間があります。WiMAXの標準月額4,880円で換算した場合、14,640円のキャッシュバックを受け取ったことと同じです。
キャッシュバックの受け取りまでのハードルが高い
DTI WiMAXの場合は、無料期間がない代わりに、キャッシュバックで還元される構成になっています。受け取りだけは絶対に忘れないようにしましょう。
手続きの案内はDTIから送られてこない
キャッシュバックの振り込み口座は、キャンペーンの申し込み時に登録できます。
しかし、振り込みの案内の連絡は、DTIから送付されてくるわけではありません。11ヶ月経過後、楽天銀行株式会社の「メルマネマスペイメントサービス」から、DTIのプロバイダメールに送られてきます。
DTIのプロバイダメールは、契約時にプロバイダから付与されるメールアドレスであり、申し込み時に登録したメールアドレスではありません。ビギナーの方は勘違いしてしまいがちですのでご注意ください。
なお、DTIのプロバイダメールはPOP3で受信する以外にも、 DTI MyMailから確認できます。設定不要ですので、WEBメールのほうがかんたんです。
キャッシュバックの権利が無効になることもある
「メルマネマスペイメントサービス」が手続き開始のメールを送信後、45日以内に手続きが開始されなければ、キャッシュバックを受け取る権利が無効となってしまいます。
また、振り込み先の名義が契約者と異なる場合や、何らかの理由で振り込みに失敗した場合も、キャッシュバックを受け取る権利が消滅します。
不正ができないように、結構きびしめですね。
ここで要点をまとめると、
- 契約者と振り込み先の名義を合わせる
- 契約月から12か月目に手続きスタート
- DTIのメールアドレスに案内が来る
- 45日以内に手続きをしないと無効になる
となります。
契約時はスクリーンショットで控えをとり、手続きの開始時期については、メモアプリにリマインダーとして登録しておくことで、忘れないようにしましょう。
まとめ:DTI WiMAXはおすすめか?
第2のプロバイダとして有用である
ここまで、DTI WiMAXと契約するうえで欠かせないポイントをまとめてきました。
DTI WiMAXのキャンペーンを見ると、キャッシュバックの金額に目を奪われます。しかし、申し込み月から月額料金が発生することを考慮すると、3,000円から4,000円ほど盛られていることが分かります。(商売がお上手ですね)
だからといって、DTIをおすすめできないわけではありません。他のプロバイダのほうがメリットが大きいため、優先度が下がるというだけです。
WiMAX2+の基本契約は2年ですので、乗り換え先に困ったら検討してみる、という姿勢が現状ではよいのではないでしょうか。