街角に増えているWi-Fiスポット。カフェや公共施設ではもちろんのこと、何より電波が入らない場所にWi-Fiスポットが設置してあると非常に便利です。
しかし、ご存知のとおり、誰が設置したのかよく分からないスポットに接続することは、セキュリティ上好ましくありません。キチンと管理されているスポットを選ぶべきです。
あなたは、UQWiMAXに「UQ Wi-Fiプレミアム」というオプションがあることをご存知でしょうか。じつはこのオプション、認知度こそ低いものの、存在自体がUQWiMAXを選ぶ理由になるくらい、インパクトのあるサービスです。
この記事では、UQ Wi-Fiプレミアムについて解説していきましょう。
UQ Wi-Fiプレミアムとは?
WiMAX2+契約者向けの公衆無線LANサービス
UQ Wi-Fiプレミアムは、WiMAX2+契約者向けの公衆無線LANサービスです。
このオプションは、従来「UQ Wi-Fi」と「UQ Wi-Fi ワイド」として提供されていましたが、WiMAX2+向けに進化しました。
UQ Wi-Fiプレミアムのココが凄い!
初期費用/月額/通信料がすべて無料
UQWiMAXにてWiMAX2+を契約している方であれば、ズバり無料です。
これまでの検証によりデータ通信の速度は、だいたい上下数10Mbps程度であることを確認しています。速度はWiFiスポットにもよりますが、データ量は無制限と実用的ですよ。
モバイルデータ通信が圏外になった場合だけでなく、モバイルWiFiルーターのバッテリーの残量を節約する、あるいはデータ量を節約することを目的に活用するのもありです。
ルーターを忘れても使える
UQ Wi-Fiプレミアムは、WiFi接続できる子機さえあれば利用できます。
つまり、ルーターを忘れても利用できます。WiFiスポットを利用したい状況というのは、モバイルWiFiルーターが使えない状況と近似するため、これは重要なポイントです。
[box color="blue" title="WiFi SPOTモード"] Speed WiFi NEXT W01のころは、WiFiスポット接続用のWiFi SPOTモードが存在していましたが、現行のルーターにはありません。ブラウザやクライアントアプリにて、認証することでWiFiスポットが使えるようになります。[/box]
UQ Wi-Fi コネクトでかんたん接続できる
UQ Wi-Fi プレミアムは、専用アプリの「UQ WiFi コネクト」も用意されています。このアプリをインストールしておくで頻繁に利用する際も手間がかかりません。
アプリを好まないという方はもちろん、ブラウザから認証することもできます。
Wi2のスポットも利用できる
UQ Wi-Fiのスポットだけでなく、株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスの公衆無線LANサービス「Wi2」のスポットも利用できるようになります。
ソフトバンク用のBBモバイルポイントは利用できないのですが、全国7000箇所以上、オプションのWi2premiumやWi2premium_clubのエリアも利用できます。
さらに!東海道新幹線で使える
こちらは地域が限定されるメリットですが、UQ Wi-Fiプレミアムは東海道新幹線(N700Aや700系)や成田エクスプレスでも利用できます。
出張や帰省で「のぞみ」に乗ったときに、公衆無線LANサービスが利用できたらよかったのに…と思ったことがある方には案外多いのではないでしょうか。(私もその一人です!)
UQ Wi-Fiプレミアムの対象者は?
UQMAXでWiMAX2+を契約している方のみ
ざんねんながら、UQ Wi-Fiプレミアムを利用できるのは、UQWiMAXでWiMAX2+を契約している方のみです。以前は、一部の他社でも無料で使えたと記憶していますが、現在は使えなくなったようです。
UQWiMAXの契約者は月額362円(税抜)が無料になりますので、ぜひ利用しましょう。月々では少額でも2年間で合計すると、8,688円もお得になります。
[box color="blue" title="UQ Wi-Fiプレミアムを有料で!"]有料となってしまうものの、GMOとくとくBBのように今でもUQ Wi-Fiプレミアムを利用できるプロバイダもあります。ただ、有料オプションすら用意していないところも多いので契約の前に確認しましょう。
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au Wi-Fiスポット等、他のスポットを活用しよう
UQ Wi-Fiプレミアムがないプロバイダであっても、独自のWi-Fiスポットが用意されている場合があります。
たとえば、So-netでは「au Wi-Fiスポット」を無料で利用できます。ただ、au Wi-Fiはルーター経由でアクセスしなければならず、ルーターによっては利用できないこともあるのが難点かもしれません。
BIGLOBEでは「BIGLOBE Wi-Fi」と呼ばれる月額250円(税抜)のサービスが用意されています。こちらは有料というだけあって「オートコネクト」と呼ばれる専用アプリがOS毎に用意されており、UQ Wi-Fiと同じ感覚で利用できるのではないでしょうか。
UQ Wi-Fiを拡張するWi2 300とは?
じつはUQ Wi-Fiの独自スポット(SSID:UQ_Wi-Fi)はそれほど多くありません。提携するwi2 300のエリア(SSID:mobilepoint以外)が多いです。
ここで、wi2 300について補足しておきましょう。
国内最大級の公衆無線LANサービス
前項でも少し触れましたが、wi2 300は国内最大級の公衆無線LANサービスです。街中でロゴマークを見たことがるという方も少なくないのではないでしょうか。
[box color="blue" title="Wi2 300の主要プラン"]- ベーシックエリアは月額362円(税抜)
- オプションエリアは1時間あたり100円
UQ Wi-Fiプレミアムで接続できないSSID
BBモバイルポイントのSSID(mobilepoint,mobilepoint2)のみ、UQ Wi-Fiプレミアムでは接続できません。ソフトバンク系ですので致し方ありませんね。
SSIDはなるべく「_club」を選ぼう
wi2 300のWi-Fiスポットにて、接続できるSSIDが複数表示されることがあります。詳細な説明をここでは避けますが、これらは通信の暗号化方式によって分かれています。
暗号化されていない通信、あるいは暗号化のレベルが弱い通信は、好ましくありません。接尾辞が「_club」で終わるSSIDにて接続するように心がけましょう。
これさえ覚えておけば、細かいことを忘れてしまっても、Wi2_club、Wi2premium_clubへ優先的に接続することができます。
まとめ
ここまで、UQWiMAXでWiMAX2+を契約すると加入できる、UQ Wi-Fiプレミアムについて解説してきました。
WiMAXには、LTE回線が使えるハイスピードプラスエリアモードがありますので、屋内でのネット接続に困ることはそうありません。
しかし、ハイスピードプラスエリアモードは月間7GBと制限付きですし、基本は有料です。またLTEの電波すら入らない箇所では利用できません。
Wi-Fiスポットの利用は最初は面倒ですが、慣れてしまえばたいしたことありません。これを機会に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。