Try WiMAX(トライワイマックス)は、WiMAX2+対応のルーターを15日間無料で試用できるUQWiMAXのサービスです。レンタルするための前提条件はいくつかあるものの、登録料や通信料、またレンタル料や配送料といった費用は一切かかりません。
モバイルデータ通信では、実際に使うまで速度やエリアに対する不安が解消できませんが、WiMAXではTryWiMAXでそれらの不安を解消できるようになっています。
この記事では、Try WiMAXでWiMAXをレンタルする前に生じる疑問点とその回答、またレンタルした後に確認しておきたいポイントをまとめました。
なお、あらかじめご紹介しておくと、プロバイダについては別途検討したほうがよいです。UQWiMAXと他社では、キャンペーンによって総支払い額に3万円近くの違いがでるため、プロバイダはTry WiMAX終了後にあらためて考えましょう。
目次
Try WiMAXで端末をレンタルできる条件
導入も少し触れましたが、TryWiMAXでレンタルするためにはいくつかの条件があります。モチベーションが上がった後でがっかりしないために、まず確認しておきましょう。
公式サイトから抜粋した条件は次のとおりです。
- 日本国内に在住の20歳以上の方
- お申し込み者ご本人様名義のクレジットカードをご登録いただける方
- 過去90日間以内に本サービスのご利用履歴がない方、また貸出機器の未返却履歴のない方
つまり国内在住でクレジットカードを所有する20才以上の方が対象ということですね。
残念ながら未成年の方やクレジットカードをお持ちでない方は対象外です。ルーターやSIMカードをレンタルするため、どうしても信用情報が必要なのでしょう。
しかし、対象外となってしまった方は、
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それでも「やっぱり不安だ」という方は、返金保証あるプロバイダを選ぶ、あるいは他の回線へ乗り換え可能なプロバイダを選ぶという方法もあります。当サイトでもご紹介しているGMOとくとくBBやBroad WiMAXを参考にしてみてください。
Try WiMAXの申し込み方法
Try WiMAXは、UQWiMAX公式サイトのWEBフォームから申し込みできます。
Try WiMAXの申し込み時の注意事項
紙面で申し込みが必要な場合もある
デビッドカードでの申し込み、また携帯電話やPHSのメールアドレス(いわゆるキャリアのメールアドレス)を持っていない場合は、WEBから申し込みできません。該当する場合は、紙面による手続きが必要になりますのでご注意ください。
データ通信量はリセットされず通算される
ハイスピードプラスエリアモードのデータ通信量はユーザーごとにリセットされません。
LTE回線を利用する高速データ通信は月間7GBまでと決まっており、同じ端末を先にレンタルした人が使い過ぎると速度制限がかかる可能性があります。逆に自分が使い過ぎれば後の人に迷惑が掛かります。
Try WiMAXは一般的な利用を目的としたサービスではなく、エリアや速度、またルーターの使い勝手を試すためのサービスですので、使いすぎに気を付けましょう。なお、十分なテストが出来なかった場合は、90日後に再び申し込みできます。
最新ルーターのレンタルは早い者勝ち
一般的なレンタル業者と異なり、Try WiMAXでは最新ルーターのレンタル開始が早いです。そのため、最新機種への乗り換えを検討中の方にとっても有効なサービスになっています。たとえば、次の一覧は、2016年10月の貸出機器の一覧です。人気端末のW03がラインナップに加わっているのがお分かりいただけるでしょう。
しかし、在庫状況はどうでしょうか?
この記事を書いた時点ではW03の在庫はありませんでした。
このように人気機種の在庫は品薄になりがちです。もし、気になるルーターがある場合は、こまめにチェックするとよいでしょう。
申し込み日から返却までがレンタル期間
15日間無料とされていますが、これはレンタル機器がUQWiMAXから貸し出され、戻されるまでの期間です。手元に到着してから15日間使用できるわけではないですし、消印有効でもありませんのでご注意ください。
輸送期間を考えれば、実質的な貸し出し期間は10日前後といったところです。
Try WiMAXでレンタル後に試しておくこと
ここから先は、Try WiMAXで機器をレンタル後に試しておくべきことをまとめます。すでにご紹介したとおり、実質的な貸し出し期間はそれほど長くはありません。あらかじめテストしておきたい項目を挙げておきましょう。
エリアの確認
まずは、お住まいの地域で利用できるか確認します。自宅の部屋はもちろんのこと、よく行く場所やそこに至るまでの交通機関など、さまざまな状況で試してみましょう。
また、LTE回線対応のルーターをレンタルしているたのであれば、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えてみることもおすすめです。LTE回線は月額1,005円のオプションですが、Try WiMAXでは無料で利用できます。
この段階で、LTE回線の必要性を見極めておくと、後からルーター選びで悩みません。
データ通信の速度(実測値)の測定
次に、データ通信の速度(実測値)を測定してみましょう。
ベストエフォートが下り最大220Mbpsのルーターであれば、実測で下り20Mbps程度の速さは欲しいところです。測定する場所や時間帯による影響も少なくありませんが、利用頻度の高い場所においては希望の速度がでているかどうか、しっかり確認しましょう。
速度の目安としては、5Mbpsを超えていればネットサーフィンに支障はなく、20Mbpsを超えていれば動画の視聴もストレスを感じることないと考えてよいです。
なお、回線の速度測定はUSENのサイトがおすすめです。
自宅の外で測定する場合は、アプリが便利です。OOKLAのアプリであれば、iPhoneまたはAndroidのどちらもで無料で利用できます。
データ使用量の把握
Speed WiFi NEXT WX02以降に発売されたモバイルWiFiルーターには、3日間あるいは1ヶ月間のデータ使用量をカウントできる機能(通信量カウンター)があります。
通信量カウンターがあるルーターをレンタルした場合は、一度、データ使用量を意識せずに利用してみましょう。自分が3日間でどれくらいのデータ量を使うのか把握できます。
多くの方は3GBに到達しないと思いますが、到達された方は、4日目に速度制限が掛かっているはずです。下り5Mbps前後となる速度制限下で利用に耐えうるか判断してください。
Try WiMAXでOKなら、WEBでキャンペーンを選ぼう!
Try WiMAXに申し込むとUQWiMAXから加入案内も同時に届きます。若干の優遇はされているものの、万人におすすめできるほどお得というわけでもありません。WEBでキャンペーンを強化している他社に申し込んだほうがお得です。
ところで、UQWiMAXにはプロバイダメールが無いということもご存知でしょうか?
プロバイダメールを要求されるサービスは少なくなってきたものの、身分証明書の代わりに利用されるサービスもまだ存在します。プロバイダメールが無く、フリーメールを利用せざるおえないUQWiMAXでは、それらのサービスを利用できません。
このようにプロバイダによって得意・不得意がありますので、Try WiMAX終了後にそのままUQWiMAXに進むのは好ましくありません。あなたがもしTry WiMAXをされるのであれば、その後はプロバイダ(キャンペーン)の比較に進みましょう。